Title: サイト購入後のサーバー移行ガイド【初心者向け5ステップ】
Status: publish
Content length: 11541 chars
—
サイト売買でサイトを購入した後、最初に直面する作業のひとつが「サーバー移行」です。
「サーバーの移行って難しそう…」「失敗してサイトが壊れたら怖い」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、現役M&Aアドバイザーがサイト購入後のサーバー移行を初心者でも安心して進められるよう、5つのステップに分けて丁寧に解説します。おすすめのレンタルサーバー比較や移行時の注意点、よくあるトラブルへの対処法まで網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。
1. サイト購入後にサーバー移行が必要な理由
サイト売買でサイトを購入した場合、多くのケースで売主が利用していたサーバー契約はそのままでは引き継げません。主な理由は以下のとおりです。
サーバー契約の名義変更が困難
レンタルサーバーは個人・法人の名義で契約されています。名義変更に対応していないサービスも多く、対応していても手続きが複雑なため、新しいサーバーへ移行するほうが一般的です。
サーバー環境を自分で管理したい
自分のサーバーアカウントにサイトを置くことで、バックアップ管理やプラグインの設定、セキュリティ対策を自分でコントロールできます。購入後の運営を安定させるためにも、早めに自分の管理下に移すことが大切です。
コスト最適化
売主が高スペックなサーバーを使っていた場合、同じスペックを引き継ぐとコストが高くなることがあります。サイトの規模に合ったサーバーへ移行することで、運営コストを適切に管理できます。
以上の理由から、サイト購入後はなるべく早めにサーバー移行を行うことをおすすめします。
2. サーバー移行の全体の流れ(5ステップ)
サーバー移行は大きく5つのステップで進めます。全体像を把握してから作業に入ることで、ミスを防ぎスムーズに移行できます。
ステップ1: 移行先サーバーの選定・契約
まずは移行先となるレンタルサーバーを選んで契約します。サーバー選びのポイントは以下のとおりです。
- WordPressへの対応:WordPress(ワードプレス)が動作する環境かどうかを確認します(ほとんどの国内主要サーバーは対応済み)
- PHPのバージョン:購入したサイトが利用しているPHPバージョンに対応しているかを確認します
- ディスク容量:移行するサイトのデータ量に十分な容量があるかを確認します
- サポート体制:初心者の場合は、チャットや電話サポートが充実しているサービスを選ぶと安心です
具体的なサーバーの比較は、本記事の「おすすめレンタルサーバー比較」セクションをご参照ください。
ステップ2: バックアップの取得
移行作業を始める前に、必ず現在のサイトデータをバックアップします。バックアップは「WordPressのファイル一式」と「データベース(MySQLなど)」の両方を取得します。
バックアップ方法
- プラグインを使う方法:「All-in-One WP Migration」や「UpdraftPlus」などのプラグインを使えば、初心者でも簡単にバックアップが取れます
- FTPとphpMyAdminを使う方法:FTP(ファイル転送ソフト)でファイルをダウンロードし、phpMyAdmin(データベース管理ツール)でデータベースをエクスポートします
- サーバーの管理画面から取得する方法:多くのレンタルサーバーは管理画面から自動バックアップや手動バックアップ機能を提供しています
バックアップはサーバー移行中のトラブルに備えた「保険」です。必ず取得してから次のステップに進んでください。
ステップ3: データの移行(ファイル・データベース)
バックアップが取れたら、新しいサーバーへデータを移行します。WordPressサイトの場合、「WordPressのファイル」と「データベース」の2種類を移行する必要があります。
ファイルの移行
- 新しいサーバーにFTPで接続し、WordPressのファイル一式をアップロードします
- wp-config.php(設定ファイル)のデータベース接続情報を新しいサーバーに合わせて書き換えます
データベースの移行
- 旧サーバーでデータベースをエクスポート(.sqlファイルとして書き出し)します
- 新しいサーバーで新規データベースを作成し、phpMyAdminからエクスポートしたファイルをインポートします
- 必要に応じてデータベース内のURL(サイトアドレス)を新しいサーバーのURLに書き換えます
なお、エックスサーバーやConoHa WINGなど主要サーバーでは「WordPress簡単移行機能」が提供されており、画面の案内に従うだけで自動的にデータ移行ができます。初心者の方には、こういった機能を活用することをおすすめします。
ステップ4: ドメイン設定・DNS変更
データ移行が完了したら、ドメイン(サイトのアドレス)を新しいサーバーに向ける設定を行います。
DNS(ドメインネームシステム)変更の手順
- 新しいサーバーのネームサーバー(またはIPアドレス)を確認します
- ドメインを管理しているサービス(お名前.com、ムームードメインなど)の管理画面にログインします
- DNSの設定を変更し、新しいサーバーのネームサーバーに向けます
DNS変更後は、設定が世界中のサーバーに反映されるまで数時間〜最大72時間かかることがあります。この間はサイトが表示されないことがありますが、焦らずに待ちましょう。
DNS変更前に、新しいサーバーでhostsファイル(パソコン上の名前解決ファイル)を使って動作確認をしておくと安心です。
ステップ5: 動作確認・旧サーバーの解約
DNS変更が反映されたら、サイトが正常に表示されているかを確認します。
動作確認チェックリスト
- トップページが正常に表示されるか
- 各ページへのリンクが正常に動作するか
- 画像・動画が正常に表示されるか
- お問い合わせフォームなどの機能が動作するか
- SSL(https://)が正常に設定されているか
- WordPressの管理画面にログインできるか
- Google Search ConsoleやGoogle Analyticsの設定が引き継がれているか
問題なく動作することを確認できたら、旧サーバーの解約手続きを行います。ただし、旧サーバーのバックアップデータはしばらく手元に保管しておくことをおすすめします。移行後に問題が発覚した場合の復旧に役立てることができます。
3. おすすめのレンタルサーバー比較(初心者〜上級者別)
サーバー移行の際に選択肢となる主なレンタルサーバーを比較します。それぞれの特徴を理解した上で、自分のサイト規模や運営スタイルに合ったサーバーを選びましょう。
エックスサーバー(Xserver)
🖥️ サイト運営におすすめのレンタルサーバー
ConoHa WING — 最大54%OFF!スタート応援キャンペーン
管理画面がシンプルで初心者にやさしい。WINGパックなら独自ドメイン永久無料。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額費用(目安) | 990円〜(スタンダードプラン) |
| WordPress移行機能 | あり(WordPressかんたん移行) |
| サポート | メール・チャット対応 |
| おすすめ対象 | 初心者〜上級者まで幅広く |
国内シェアNo.1を誇るレンタルサーバーです。安定性と高速性に定評があり、サポート情報や解説記事もインターネット上に豊富にあります。「WordPressかんたん移行」機能を使えば、URL・パスワードを入力するだけで既存サイトを自動移行できるため、初心者の方にも取り組みやすいサービスです。
ConoHa WING(コノハウィング)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額費用(目安) | 652円〜(WINGパック・36ヶ月契約時) |
| WordPress移行機能 | あり(WordPressかんたん移行) |
| サポート | メール・電話・チャット対応 |
| おすすめ対象 | コストを抑えたい方・管理画面の使いやすさを重視する方 |
表示速度の速さで高い評価を受けているサービスです。管理画面がシンプルで直感的に操作できるため、サーバー操作に慣れていない方でも使いやすいと感じる方が多いです。「WordPressかんたん移行」機能も備えており、移行作業の負担を軽減できます。長期契約時の月額費用が比較的リーズナブルなため、コストを抑えて運営したい方にも向いています。
さくらのレンタルサーバー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額費用(目安) | 131円〜(スタンダード) |
| WordPress移行機能 | 手動移行が基本 |
| サポート | メール・電話対応 |
| おすすめ対象 | コスパ重視の方・小規模サイト運営者 |
2003年からサービスを提供している老舗レンタルサーバーです。長年の実績から安定性が高く、コストパフォーマンスを重視する方に選ばれています。最低プランの月額費用は100円台からと非常に手頃で、小規模サイトや個人ブログの運営に適しています。ただし、他のサービスのような「かんたん移行機能」は標準提供されていないため、手動での移行作業が必要になる場合があります。
ラッコサーバー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額費用(目安) | 275円〜(プランRs) |
| WordPress移行機能 | あり(ワンクリック移行) |
| サポート | メール対応 |
| おすすめ対象 | ラッコM&Aでサイトを購入した方・初心者の方 |
サイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」と同じグループが運営するレンタルサーバーです。ラッコM&Aでサイトを購入した方であれば、購入後のサーバー移行がとくにスムーズに行えるよう設計されています。初心者向けのUI(ユーザーインターフェース)が特徴で、難しい操作なく移行が進められるのが強みです。
ロリポップ!(lolipop)― コスト重視派に最適
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額費用(目安) | 220円〜(エコノミープラン) |
| WordPress移行機能 | あり(WordPress簡単引っ越し機能) |
| サポート | メール・チャット対応 |
| おすすめ対象 | コストを最優先したい方・小〜中規模サイト運営者 |
GMOペパボ株式会社が運営する老舗レンタルサーバーです。月額220円〜という圧倒的な低価格が最大の魅力で、運営コストを抑えたい方に向いています。WordPress簡単インストールおよびWordPress簡単引っ越し機能を搭載しており、初心者でも移行作業を手軽に進めることができます。ハイスピードプラン以上ではLiteSpeedを採用しており、高速表示も実現。初心者向けの管理画面で操作も分かりやすく、低コストで始めたいサイト運営者に最適なサービスです。
mixhost(ミックスホスト)― 移行サポート重視派に最適
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額費用(目安) | 968円〜(スタンダードプラン) |
| WordPress移行機能 | あり(WordPress移行代行サービス・有料オプション) |
| サポート | メール・チャット対応 |
| おすすめ対象 | 移行作業を任せたい方・自動バックアップを重視する方 |
アズポケット株式会社が運営するレンタルサーバーです。WordPress移行代行サービス(有料オプション)を提供しており、自分での移行作業に不安がある方でもプロに任せることができます。LiteSpeedを採用した高速表示に加え、初期費用無料・30日間返金保証という安心の料金体系も魅力です。自動バックアップが標準搭載されているため、移行後のデータ保護も万全です。
4. サーバー移行時の注意点・よくあるトラブル
サーバー移行は手順通り進めれば問題なく完了できますが、いくつかの落とし穴があります。事前に知っておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。
注意点①:移行中のデータ更新は最小限に
移行作業中に旧サーバーのデータ(記事・商品情報など)を更新してしまうと、バックアップしたデータとの差異が生じ、最新のデータが新サーバーに反映されない場合があります。移行作業中はなるべくデータの更新を控えましょう。
注意点②:SSL証明書の再設定を忘れない
SSL証明書(https://でのアクセスを可能にする証明書)は、サーバーに紐づいているため、移行先のサーバーでも改めて設定が必要です。SSL設定が漏れると、サイトが「保護されていない」と表示されてしまいます。新しいサーバーでの証明書取得と設定を必ず行いましょう。
注意点③:メールアドレスの移行を忘れない
サイトに関連したメールアドレス(info@yourdomain.comなど)を旧サーバーで作成していた場合、メールサービスも移行が必要です。メールの設定移行を忘れると、問い合わせが届かないなどのトラブルに繋がります。
注意点④:Google AnalyticsやSearch Consoleの確認
移行後にGoogle Analytics(アクセス解析ツール)やGoogle Search Console(サーチコンソール:検索パフォーマンス確認ツール)が正常に動作しているかを確認しましょう。特にSearch Consoleでは、移行後にサイトマップを再送信することを推奨します。
よくあるトラブルと対処法
| トラブル | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| サイトが真っ白になる | PHPのバージョン不一致・パーミッション(ファイルのアクセス権)の設定ミス | PHPバージョンを調整する・パーミッション設定を確認する |
| 画像が表示されない | ファイルのアップロード漏れ・URLの書き換え不足 | wp-contentフォルダ内の画像ファイルを再確認・データベース内URLを検索置換する |
| WordPressにログインできない | データベース接続情報の誤り | wp-config.phpのDB名・ユーザー名・パスワード・ホスト名を再確認する |
| リダイレクトが無限ループする | httpsとhttpの設定の混在 | WordPress管理画面の設定またはwp-config.phpのURLを統一する |
| プラグインが動作しない | 新サーバーのPHP/MySQLバージョンとの非互換 | PHPバージョンを調整する・プラグインを最新版にアップデートする |
5. まとめ:スムーズな移行のためのチェックリスト
サーバー移行は段取りが大切です。以下のチェックリストを活用して、漏れなく作業を進めましょう。
移行前チェックリスト
- ☑ 移行先サーバーを選定・契約した
- ☑ WordPressのファイルとデータベースのバックアップを取得した
- ☑ 旧サーバーのFTPアカウント情報・データベース情報を手元に用意した
- ☑ ドメインの管理先(レジストラ)にアクセスできる状態にした
- ☑ 移行中のサイト更新を控えることを確認した
移行中チェックリスト
- ☑ 新サーバーへWordPressファイルをアップロードした
- ☑ 新サーバーでデータベースを作成し、インポートした
- ☑ wp-config.phpのデータベース接続情報を新サーバー用に書き換えた
- ☑ hostsファイルで動作確認を行った
- ☑ DNS(ネームサーバー)を新サーバーへ向けた
移行後チェックリスト
- ☑ サイトが正常に表示されることを確認した
- ☑ SSL(https://)が正常に設定されていることを確認した
- ☑ WordPressの管理画面にログインできることを確認した
- ☑ お問い合わせフォーム等の機能を確認した
- ☑ Google AnalyticsとSearch Consoleの動作を確認した
- ☑ メールアドレスの受送信を確認した
- ☑ 旧サーバーのバックアップデータを手元に保管した
- ☑ 旧サーバーの解約手続きを行った
サーバー移行は、手順を一つひとつ確実に進めることが成功のカギです。焦らず丁寧に作業を行うことで、ほとんどのケースは問題なく完了できます。
サイト売買後のサーバー移行でお困りのことがあれば、ぜひゆるM&Aラボの他の記事もご参考にしてください。
![]()
🏷 あなたのサイト、いくらで売れる?
累計成約6,000件超 | 売り手手数料 完全無料 | 最短即日で査定完了
ラッコM&Aなら、契約書自動生成・エスクロー決済で初めてでも安心。
※ 登録・査定は完全無料です。売り手は手数料0円で利用できます。
※ 本リンクはアフィリエイトリンクです。
サーバー移行とあわせて、ドメインの管理元を自分のアカウントに移管しておく作業も重要です。お名前.comは国内最大規模のドメイン登録サービス。移管手続きの流れは公式サポートページで確認できます。
